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蒸し暑い

蒸し暑い

昨日は都下の住宅街での張り込み。幸い小1時間程で対象者が動いてくれたので良かったが、夕方まで出てこないときもあるらしいので安心した。

その後は23区の繁華街の地下からの張り込みとなった。昨日は台風の影響もあり、午後から雨の予報であったが地下では全く関係ない。

地下で風も通らないし、店舗も無いのでエアコンもない。その為蒸し暑さがずーっと続いている。じんわりとずーっと汗をかいている状態だ。ペットボトルの500ミリリットルを2本と缶コーヒー2本を飲み干した。丁度ベンチがあったのでそこからの張り込みだったから立ちっぱなしは免れたが、風の通らない地下なのは変わらないのでかなり難儀した。少しだけ熱中症っぽくなってきた時間帯もあった。普段運動を行っていないので身体が上手に汗をかいていない感じがした。以前はもっと汗をかいていたと思うが、汗があまり出てこないのだ。

本日は涼しい事務所でゆっくりとしている。でも今日一日だけで、明日から炎天下での張り込みが待っている、、、。

地面師の暗躍か

今日の午後に報道されたニュースで、不動産大手の会社が土地の取引で60億円以上という巨額の被害があったというニュースが流れた。

都内の土地取引に関わる事件で、土地の広さは2000平方メートル、600坪程の大きな土地だ。23区内なら分譲マンション用地として使えるし、駅近ならオフィスビルとしても最適であろう。驚いたのはその価格だ。60億円以上という眩暈がするような価格で、取引価格の大半だという。今年4月に取引契約を完了し、6月に上記の購入価格の大半を支払ったとされる。その後、法務局において所有権移転仮登記を行おうとしたところ、書類に不備があり、申請が却下になったという。

担当者の気持ちを察すると死にたい気分であろう。何故、所有権移転仮登記が不受理になったというと、売り手側(土地の所有者)の提出書類に真正ではないもの、つまり偽造されたものが含まれていたということらしい。これがただの間違いであって欲しいが、すでに捜査機関に相談しており事件化している模様である。

同様の事件は赤坂の土地を舞台にした詐欺事件も記憶に新しい。その土地は赤坂駅近くの駐車場になっている土地で、約5億円で売買契約が行われたが、これも同様に真正ではない書類があったとして所有権移転仮登記が却下されている。この土地はホテル業者が都内の不動産業者に土地探しを依頼し、契約の直前まで売主との接触が無かったとされている。どうしてこういう事件が起こるかというと、「地面師」の暗躍だ。地面師は土地・建物の契約や登記書類に精通し、本来の売主である人物に成りすましして買主と接触する。売主、つまり地主、所有者と買主は接触を控え、本来の買主と間に入っている不動産業者とのやり取りで契約までこぎつけている。

本当なら地主、所有者と買主が直接交渉すればよいのだが、間に数社の不動産業者が絡んでくるからこういったことが起きる可能性が高くなる。振り込まれたお金もすでに洗浄され、取り返すことはとても難しい。

こういう事件を防ぐには、我々のような探偵業者を使う事も一つの手だ。売主に成りすましている可能性があるのか?ないのか?売主の動きは?間に入っている不動産業者は信頼できるのか?どこに住んでいる?業暦は?犯罪歴は確認出来るか?

色々な側面から調査し、その結果を待ってからでも遅くないのではないか?ということ。63億円という取引はおそらく取り扱い銀行の支店内で行われていると思うが、通常そこに売主が現れているはずだ。契約後の売主の動向、帰り先は?などできる事はたくさんあったはず。目先の利益も大事だが、リスクに対する経費も目先の中に入れて欲しい。

何度やっても見つからない

先々月からとある人物の所在調査を行っているが、なかなか見つからない。

どういう人物かと簡単に言うと「詐欺師」である。言葉巧みに人に接近して毎月お金を振り込ませている女性なのだが、なかなか顔を見せないやり手の女性だ。

凡その居住先や立ち寄り先などはあるのだが、一向に現れないのである。立ち寄り先については現れる時間が決まっていて、必ず来るはずなのだが見つからない。もしかしたら見逃している可能性もあるが、ひと気のない住宅街なので通るルートは決まっており普通に考えたら簡単に捕捉できるはずなのだが、、、。

実際の人物をまだ見ていないので、ちょっと変わった風貌に変えていたら見逃してしまう可能性もある。ただ、現れる時間帯は大体決まっているし、人の通りが少ないので来ればとても分かりやすいはずなのだ。

詐欺事件であれば刑法に触れるので探偵の出番ではないのだが、これがまた難解な関係であり、ほぼ親類みたいな関係なのだ。

他の仕事もあり、この案件には掛かりっきりにはなっていないのだが、本当に厄介な件。早く解決したい、、、。

怪しい人物ほど「信用・信頼」と連呼する

調査中

人を騙そうとする人ほど信頼とか信用という言葉を使いたがります

本年も半分が過ぎ、もぅ6月なんですね。

最近も福岡県で一家三名が殺害されるという事件があり、犯人として逮捕状を請求されたのがこの家の主であり警察官である父親、、、。

今年に入ってから明るいニュースって皇族関係のご婚約くらいですかね。

いきなり脱線で始まってしまってますが、毎年必ずといっていいほど人は騙されます。

「儲かるのよ」

「信用して」

「大手と取引があるから」

本当に儲かるのなら人には絶対に言いません。自分なら絶対に言いません。一人でこっそり儲けます。ごめんなさい自分だけいい思いしたいんです。

自分はこの年齢になって最近やっと分かったことがあるのですが、それは「人は本当のことは言わない」っていうことなんです。この誰も閲覧していない探偵事務所のブログをご覧になっている貴方にも当てはまると思うんですが、仲の良い友達や家族、親族でも「本当のことは言わない」ってことありませんでしたか?本当のことを言わないからといって貴方に悪影響があるわけでもないですし、実際大した中身ではないのですが、そういう事ってあるんですよねぇ。

という事で、仲の良い人物でさえ本当のことを言わないときがあるのに、儲け話に誘おう、なんてときに本当の事を言うわけ無いんです。本当に儲かるのなら自分ひとりでやるからです。人を誘えばその分儲けが増えるように思えますが、人が増えれば儲けも半減していくのです。

競馬や競艇などの公営ギャンブルがそうですね。超大穴を独り占めできれば大金持ちになれますが、超大穴だった馬券を皆でいっせいに買ったら倍率なんて一桁台になってしまいます。

つまり儲け話に人を誘うっていうのはそういうことなんです。(どういうことなんですか?)

絶対に儲かる

絶対に痩せる

絶対に歯が白くなる

商品名や広告なんかで使ってはいけないフレーズです。でも口コミだと結構使いまわすフレーズだと思います。この世の中には絶対ということは無いと思っています。じゃぁ、「絶対」って何のためにあるんだ!って返されたら「絶対っていう事はないんです、っていうことの為に絶対という言葉はあるんです、、、」ちょっと理屈っぽいんですが、、、。

まぁ、人を騙そうという人物は「絶対大丈夫だから」って言いますよね。「もしかしたら元本割れしちゃうかも^^」そしたらゴメンネ~なんていわないと思うんですよね。私自体そういった類の儲け話に誘われたことがないので何とも言えないのですが、以前、公営ギャンブル関係で嘘の広告を新聞に掲載している企業の調査を行ったことがあって、そのときに騙されている振りをして相手の会話を録音したことがあります。

まぁ、笑いを堪えるのに必死でしたね。

内容を簡単に説明すると、一般層の人物では得られない情報があって、それを入手できるから有料で教えるよっていうものでした。前述したとおり、公営ギャンブルなので皆でそれを買ったら配当が下がるのは目に見えているので皆に教えたら儲けが目減りするのは分かりきったことですよね。自分なら絶対に人に教えないし、誰にも察知されないように努力しますね。毎回買う場所を変えるとか、、、。

上記の話を信じる人が結構な割合でいるんですよね~。だから現在も名前を変えながら営業しているんでしょうけど。携帯電話とかのメールに配信される架空請求のことなんですが、凡そ4パーセントの人が実際に支払ってしまうというデータがあります。たった4パーセントですが、その中でも大金を振り込んでしまう人もいるのでバカにならないんだと思います。基本的にメールの配信って無料みたいなものですから、配信しておけば勝手に振り込んでくるっていうボロい商売なのかもしれません。

前置きがかなり長くなりましたが、人を騙そうと考えている人ほど「信用・信頼」という言葉を使います。例えば大手の銀行のサイトを見てみてもトップページには「信頼ある銀行です!」とか「絶対安全です」とか記載がありません。すでに信頼を獲得しているからこそなのでしょうが、銀行でもリスクのある商品があり、そこにはリスクの説明をしています。このほかの大手企業も同様で「信頼・信用」って言葉をむやみに使用しているところはごく僅かで非常に少ないと思います。もっとも大手企業で一般顧客を多く扱うようなところは数が多い分苦情も多いわけで、かなり気を使ってやっているということでしょうか。

探偵事務所はどうでしょうか。東京調査サービス自体は現在のところ閉鎖しているのですが、「安心・安全を目指す」っていうキーワードを盛り込んでいます。探偵事務所って言うのはかなり怪しいし、胡散臭いところですからね。これは自分自身そう思います。ですから探偵事務所では「信頼ある」とか「実績が」とか使っているところがちょくちょく表れます。これは依頼人を騙そうという思惑があるわけではなく、従来からの探偵事務所にある胡散臭さを払拭する狙いもあるのでしょう。でも相変わらずイメージの悪い業界であることには変わりません。

最近はそういう言葉が逆効果のような気がしてならないんです。信頼が~といっても何処を基準にして信頼があるのか?って事なんですよね。大手ならすでに信頼を獲得しているので大丈夫でしょうが、一探偵事務所ともなると信頼の基準というものがまったく分からなくなってきています。

以前、他社に依頼したことのある女性に伺ったところ、「テレビに出ていた」「〇〇協同組合の指定」「大手っぽい」という事がありました。やはりマスコミの影響力は大きいですね。テレビで紹介された飲食店って次の日から行列ができますもんね。

テレビに出て〇〇協同組合の指定になって、大手っぽく見える広告を打てばいいんですかね。

それって信頼ある探偵事務所のあるべき姿なのか、、、。ちょっと疑問です。

信頼ある探偵事務所の基準ってどこにあるのか、、、。さっぱり分からないんです。やっぱり大手なんでしょうかねぇ。

商業探偵の崩壊

商業探偵の崩壊・これからの探偵事務所のあり方について

先日、大手探偵事務所が破産したという事を書きました。

前々から感じていたことなのですが、日本国内にある「探偵」が増えすぎた結果なのではないかと思います。私が探偵業に関わりを持つようになって27年が経過いたしました。初めの頃はよくわからずに先輩らと調査現場に向っていました。

暫くして業界の話を見聞きするようになります。自分がこの業界に入った頃はインターネットなどはありませんでしたから、一般の方や企業の方が調査をお願いするといった場合、選択肢は限られていました。

弁護士からの紹介

電話帳を見て広告等で自分で判断

以前、依頼した事のある人からの紹介

ポスター、掲示板(ネットのではない)、看板などを見て

これくらいしか考えられないのですが、、、。私の探偵事務所は、ほぼ人からの紹介です。web siteはありますが、そこからの依頼は年間を通してゼロに近いですし、検索しても上位にヒットすることはないでしょう。本当は上位表示するようにしたいのですが、コストと見合う結果が得られなければ意味がないと思いますし、結果とは調査の受件(依頼を受けること)ですから、検索順位で上位表示されたからといって、それが結果だとは言いがたいのです。私の知り合いの探偵事務所はそういった検索順位を上げることに時間とお金を割いていますが、検索順位が大幅に変わったりしして苦労していると聞きます。

本来、探偵事務所というのは大きく看板を出したり、インターネットでアドワーズやリスティング広告を沢山出すような業種ではないんですね。しかし、ネットからの集客で成功をあげている?探偵社もあります。しかしながら、SEO対策にお金をかけすぎてキャッシュが無いという悪い噂も聞きますね。

一度名前が知れ渡ればそれだけで大きな効果を生んでいるはずなのですが、探偵そのものの知名度ってものすごく低いんです。

「本当にそういう職業があるんだ!」

何回か言われたことあります。

そういった知名度の低さによって、広告を打つことにより集客するという流れになっていったのだと思います。電話帳広告全盛の頃は、大きな開場に業者が集まり、クジを引いて広告の場所を確保していました。数ページある広告のうち、前のほうに掲載されているほうが電話がかかってくる確立が高かったのです。

探偵事務所の名称も同じです。「あ・い・う・え・お順」でしたから、「ア」とか「A」とかを名称に付けることで、電話帳の前のほうに掲載されるからです。ですから変な名称の探偵事務所が電話帳に掲載されていた時期もありました。今では電話帳を見て電話をかけてくる率が下がりましたから無くなったかもしれません。

前の記事でも書きましたが、広告にお金をかけすぎて、無くなっていった探偵事務所が数多くあります。中には名前を変えてやっている所もあるのでしょうが、この業界で名称を変えたらそれはそれでデメリットしかないと思いますね。20年前の依頼人が104の番号案内で調べてかけてくることもあります。それが広がって大きな仕事にになる場合もあるんですね。所在地についても連絡もなしに昔の依頼人が来ることもあるんです。

一度、「探偵」で検索してみて下さい。上位数件は広告で埋められていると思います。立ち上げて数年の探偵事務所がお金をかけて掲載されています。その派手な宣伝広告費をかけ続けることができるのか?その原資は?調査費用に上乗せされているとしか考えられません。

-派手な宣伝広告-

これはもう通じないのかもしれません。私どもの業界だけではなく、弁護士や司法書士の広告宣伝もよくみるようになりました。それらは消費者金融で支払い過ぎた金利を取り返すというものです。それも賞味期限が近づいてきます。

大量の宣伝広告を打って、集客するというビジネスモデルは崩壊に近づいているのかもしれません。企業というのは収益の確保が第一ですから、ものすごい研究をしてSEO対策なさっているんだと思います。SEO対策だけならお金をかけなくてもできるのかも知れませんが、広告費は永年かかり続けます。依頼が減ったら宣伝の仕方が悪いのだと感じることでしょう。もっと沢山の広告を出そうとするのかもしれません。探偵事務所がそんなに体力があるとも思えませんし、金融機関がにっこりしながら融資してくれる業界でもありません。やはり世間様は色眼鏡で見ている部分があります。

これからこの業界がどうなって行くのか本当に不安です。